2015年02月24日
第7回 恵比寿映像祭 「惑星で会いましょう」
●人工衛星からリアルタムで地球の映像をみることが可能な現在━。メディア・テクノロジーの浸透が、私たちを取り巻く環境に変化を促すなか、一方で世界の全貌をとらえることは、ますます容易ではなくなっています。
●第7回恵比寿映像祭では、一方で「惑星で会いましょう」というテーマのもと、映像をとおして、この複層化する世界に向き合い再発見する手がかりを探ります。
●映像は、時空を超えた体験をもたらすもの。さまざまなアプローチで、「視点を変える」ことを試みながら、現在、そして過去をみつめなおし、さらに未来を考えます。
未知の惑星を訪れるように、現前する世界を新たな視点で探検しなおす契機とツールとしての映像、新たな観点をもたらすものとしてのアートの可能性を問いなおし、世界にアクセスする今日的な方法を探します。
[恵比寿映像祭とは]
●年に一度、展示、上映、ライヴ・イヴェント、トーク・セッションなどを複合的に行うことを通じて映像分野における創造活動の活性化と、優れた映像表現やメディアの発展を、過去から現在、そして未来へといかに継承していくかという課題について、あらためて問い直し、対話を重ね、広く共有する場となることを目指す、ユニークなフェスティヴァルです。(プレスリリースから抜粋)
詳細は、映像祭公式ウェブサイトをご覧ください。
http://www.yebizo.com
開催期間 2015.2月27日(金曜)~3月8日(日曜)まで。10日間。
会場は 恵比寿ガーデンプレイスセンター広場近辺の17会場。
観覧料 原則無料。ただし上映会場で有料・要予約の場合もある。
主催者 東京都写真美術館 (美術館は改修工事のため長期休館中)
投稿者 ips_kanri : 16:04
2014年09月21日
東京都写真美術館 長期休館のお知らせ
東京都写真美術館の長期休館の案内がありました。
休館の期間 2014年9月24日(水曜)~2016年8月末まで 約2年間
休館の理由 美術館の大規模改修工事
投稿者 ips_kanri : 15:02
2014年09月09日
亀山の眼 田附の眼 写真展
●会 期 開催中~2014年11月9日(日曜)まで 9:00-17:00 休館日:月曜
●会 場 ミュゼふくおかカメラ館 富山県高岡市福岡町福岡新559 Tel: 0766-64-0550
●観覧料 一般700円、高校・大学生300円、小・中生100円 (土、日、祝は高校生以下無料)
▼亀山 亮 Kameyama Ryo
1976年生まれ。1996年より、サバティスタ民族解放軍(先住民の民族権利獲得運動)など、中南米の紛争地の撮影をはじめる。そののち、パレスチナ、アフリカの紛争地を集中的に撮影。
2013年 『AFRIKA WAR JOURNAL』で、第32回土門拳賞受賞。八丈島在住。
▼田附 勝 Tatsuki Masaru
1974年富山県生まれ。1998年よりフリーランスとして活動をはじめる。
1998年、アートトラック(デコトラ)に出会い、以後9年にわたり全国でアートトラックおよびドライバーを撮影する。
2012年、写真集『東北』で、第37回木村伊兵衛写真賞受賞。
現在は、縄文をテーマに、独自の視点で撮影をつづけている。
投稿者 ips_kanri : 15:12
2014年07月21日
岡村昭彦の写真 生きること死ぬことのすべて
▲大干ばつによりエチオピアは飢饉にみまわれていた。救援物資を積んだローリー。1974年
●会 期 開催中~2014年9月23日(火曜)まで。 10:00-18:00(木・金は21:00まで) 休館日: 月曜
●会 場 東京都写真美術館 恵比寿ガーデンプレイス内 Tel:03-3280-0099
●観覧料 一般600円、学生500円、中高生・65歳以上400円
岡村 昭彦氏……(1929-1985)
15歳のときに『ライフ』に掲載されたムッソリーニと愛人の死体写真を見て衝撃を受ける。
1947年、東京医科専門学校を中退。ヤミ屋などさまざまな職を転々としたのち、部落解放運動に取り組む。
1964年、『ライフ』にカラー写真が9ページにわたり掲載される。カラー写真による戦争報道を確立し、同年、講談社写真賞を受賞。
1965年、『南ヴェトナム戦争従軍記』、『岡村昭彦写真集 これがベトナムだ』を刊行。同年、芸術選奨文部大臣賞、アメリカ海外記者クラブ最優秀写真年度賞、日本写真協会年度賞などを受賞。
ファット解放戦線副議長との会見記、ベトナム軍のラオス侵攻作戦失敗のスクープなどにより、南ベトナム政府から二度の入国禁止を受ける。
そのほか北アイルランド戦争やビアフラ戦争ほか各地を取材。
後年はバイオエシックスの普及や環境問題に取り組み、精神病院でのボランティア活動を組織した。(プレスリリースより転載)
●9月23日、本展終了後、東京都写真美術館は2年間の休館となります。
投稿者 ips_kanri : 16:51
2014年07月14日
フィオナ・タン 「まなざしの詩学」展
●会 期 2014年7月19日(土曜)~9月23日(日曜)まで。10:00-18:00 木・金は21:00まで。月曜休館。
●会 場 東京都写真美術館 恵比寿ガーデンプレイス内 Tel: 03-3280-0099
●観覧料 一般900円 学生800円 中高生・65歳以上700円
▼展示構成
・Inventory……
撮影には、35mmフィルム、16mmフィルム、Super-8、8mmフィルム、Digital video、Vidio-8 の6つの技術を使い、それぞれを異なる画面として併置しました。
個人や美術館、博物館が、物を収集・保存・展示すること、そして時代を超えてそれらを見つめるという意味……。その意味を静かに問いかける作品です。
最近では、どのカメラで撮影するかを決めるのに長いテスト期間を設けます。Inventory ではその過程自体を作品にし、何で撮るかをあえて一つに決めないことにしました。
この作品を発表してから、たとえ安いカメラで撮影しても、いい映像が撮れると考えるようになりました。とはいえ、見る人はメディアの違いを識別しないかもしれません。この作品が扱っているのは技術的なことではないので、それでもいいのです。
私はセルロイドフィルムがまだあった時代に育ったので、フィルムがつくりだす色や感覚はとても好きです。しかしそれは懐古的な意味ではありません。私の子どもたちは、その違いなど気にかけないということも充分理解できます。技術はとても重要ですが、だからこそ鑑賞者の目に入らないほうが作品にとって望ましいと思います。
一方で、様々な技術的な問題に直面することは、制作のペースを遅くします。これは多くの人が抱える困難ですが、私にとっては、それだけ作品のことを長く考え、様々な角度から吟味することを可能にしてくれます。
・Disorient……
マルコ・ポーロが遺した「東方見聞録」からの抜粋。
ヴェニスからはじまったマルコ・ポーロの旅を、2つの大きな画面で同時に映し出される現代の風景や、さまざまな文物の映像とともにたどり直します。
ひとつの作品のなかに、フィクションとドキュメンタリーが同居し、異なる時空間が交差する。これもフィオナ・タン作品に共通する面白さのひとつです。
▼ フィルム上映
・興味深い時代を生きますように……1987、ドキュメンタリーフィルム 60分、日本語字幕。
自身の血縁者 (フィオナ・タンは、中国系インドネシア人の父と、オーストラリア人の母との間に生まれる) を、オーストラリア、香港、インドネシア、中国、ドイツ、オランダに取材した、異国の地に生きる華人の文化的なアイデンティティについて考察した私的なドキュメンタリーです。
・影の王国……2000、ドキュメンタリーフィルム、50分、日本語字幕。
写真がいかにわたしたちの認識を変えうるか、遺された写真とどのような関係を結んでいったらいいのか、タンは問いを重ねていきます。多くの作品に通底する彼女の写真論・イメージ論が凝縮した一篇です。(以上プレスリリースより抜粋)
上映スケジュールは写美のHPで確認のこと。 www.syabi.com
なお、本展示を最後に東京都写真美術館は2年間の休館に入ります。
巡回予定は、2014年12月20日から翌年3月22日まで、国立国際美術館にて。
投稿者 ips_kanri : 16:51